【アプリ開発日記】~10月1日にリリース間に合わないけど~

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杉並区保育園情報アプリ「mahoranすぎなみ」の開発日記です。

次のバージョンのリリースに向けて2021年7月頃から開発を開始し、当初開発期間は1ヶ月を見込んでいたのですが、想定外の事態との遭遇を繰り返し、延期に次ぐ延期となり、予定していた8月リリースを大幅に超え、10月1日もどうやら間に合わなさそう…となった時に書きました。

「mahoranすぎなみ」は大変思い入れの強いアプリで、とても頑張っていたので、ブログとして残しました。

高すぎない目標を設定すること

理想や目標が高すぎないということは、結構重要なことなんだろうと最近思います。

もちろん、最終的にはこんなモノを作りたいというイメージはあるものの、いきなり完成形を作るのは不可能です。
そこに至るまでには、かなりの時間や労力が必要だったり、いくつかの重要な状況の変化があることは容易に想像がつきます。

高すぎる理想や目標を設定すると、地道&地味すぎる現実とのギャップに、簡単にポキッと心が折れてしまうのではないかと。

それよりは自分の考えている完成形をいくつかのステップに分けて、今の段階ではここまでできるといいな、と考えたりする訳ですが、それすら〇×であってはいけないのだな、と思ったりします。

10月1日にリリースできなくても…

保活は10月から保育園申込が始まり、東京都杉並区の保育園の申込案内も10月1日から配布が開始されます。

従って、このアプリも10月1日までにリリースすることが全てで、間に合わなければもう全部ダメ、みたいに考えていたのですが…

でも、Googleからの回答が2週間サッパリ返って来なかったり、
iOSの開発環境であるSandboxがえらく不親切に思えたり…

と、どんなタスクやイレギュラーな事態が発生するのか全体像が全然見えず、不確定要素が多すぎてこの日までにリリースする、なんてことは、悲しいかな、言えません。

じゃあ10月1日にリリースできなければ自分のやってることに価値はないのか、などと考えることがそもそも不幸な思考回路なのかな…って。

私はついそういう風に考えがちな人間なんですが。

デザインってカッコ良ければOKってことじゃないんだな、と世のデザインの仕事の素晴らしさを知ったり、
利用規約作りながら、今まで考えもしなかった法律の仕組みを覗いたり、
クレームしか思いつかなかったけれど、データ整理しながら区役所の仕事の煩雑さ&大変さを想像したり…

結果だけではなく、プロセスも自分で評価したい

結果だけを見るのは、何というか、寂しいことだなぁと思ったりします。

プロセスまで楽しめなかったり、プロセスまで自分の中で財産として大切にできないなら、こんな気の遠くなるような作業はどこかで息切れしてしまうんだろうと思います。

“結果が全て”という外資系の営業に嫌気がさしていたのに、
“結果(数字)だけで評価するならマネジメントは要らないんだよ!”なんて息巻いていたのに、

結局自分の思考回路はこんなんです。。

「“〇×”じゃない保活を」がこのアプリのコンセプトの1つなのに。。

保活は今年で終わる訳もなく、今やっていることは次のステップのために絶対に必要なことだと。

と、今日も力不足な自分を慰めています。

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