『しにがみさん』人間の欲深さを明るく読む、オチにも納得の落語絵本

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人間の欲深さを落語で明るく読める

お金に困っている男が死神にチャンスをもらい大儲けしたところ、欲が仇となる落語絵本です。
死神に少しも怖いところはなく、居眠りを始めてしまう人間臭さが落語だなと思います。

死神を消す呪文は別の絵本でも似たようなものがあって、こうしたリズミカルな意味のない言葉は子どものお気に入りです。

人間の欲深さがあらわとなっていますが、落語ならではの明るい展開で最後にしっかりオチがあり、なるほどと納得します。
オチというものがわかるようになった6歳の娘は「消えちゃった…」と少し悲しそうにしていました(笑)

楽しめるからこそそれとなく伝わる学びもあり、落語としてオチも納得のお勧めの一冊です。

文章量は少し多めなので、小学校高学年まで長く味わえると思います。

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絵本データ

タイトルしにがみさん
作・絵:野村たかあき
監修:柳家小三治
出版社:教育画劇
お勧め年齢:3歳・4歳・5歳・6歳・小学校低学年・小学校高学年
ジャンル:創作絵本・落語絵本