【コラム】確定申告！？認証・認可外保育園の補助金、どう申告するの？～20万円以上編～
補助金額の合計が20万円以上は確定申告をする
認証/認可外保育園で保育園の補助金（以下、補助金）を受け取っている方で、年内の受け取り金額が20万円以上の場合は、確定申告が必要になります。
その他、副収入がある、個人事業を経営しているなど、確定申告の予定がある方は、補助金額の合計が20万円以下であっても、補助金も含めて確定申告をします。
この申告、必ず必要です。
申告をすると、受け取った補助金額に応じた住民税が加算されるため、損になる訳ですが、きちんと必要な手続きを行いましょう。
今回は確定申告をする場合、どこにどう記入するかを解説します。
（インターネットから申告書を作成する場合の画面キャプチャを付けました。）
対象となる期間に注意
1月～12月に受け取った補助金が対象となります。
【申告対象】
- 平成30年（2018年）10月～12月分 → 受取は平成31年（2019年）2月
- 平成31年（2019年）1月～3月分 → 受取は平成31年（2019年）4月
- 平成31年（2019年）4月～6月分 → 受取は平成31年（2019年）8月
- 平成31年（2019年）7月～9月分 → 受取は平成31年（2019年）11月
補助金が対象としているのが、一昨年の平成30年の10月～12月分を忘れやすいので注意が必要です。
上記期間で受け取った金額の合計が20万円以上の場合、確定申告が必要となります。
補助金の申告方法
確定申告書の入力箇所・入力方法
1．国税庁の確定申告書作成ページから確定申告書の作成を開始します。
2．「所得税の確定申告」を選択します。
3．今回は補助金の所得があったため、「左記以外の所得のある方（全ての所得対応）」を選択します。
4．補助金は雑所得に該当するため、「雑所得」の「その他」を選択します。
5．各項目に以下を入力します。
・入力欄：保育補助金（※1）
・収入金額：（補助金の合計金額を入力）
・必要経費：空欄
・源泉徴収額：空欄
・所得の生ずるところ：ご自身の住所
・報酬などの支払者の氏名・名称：杉並区子ども家庭部保育課保育相談係（※2）
（※1）「保育補助金」でも良いですし、全角5文字以内で、保育園の補助金ということが伝われば他の文言でも問題ありません。
（※2）保育料補助金交付決定通知書に記載のあった通りに記載しました。（当時）
その他、必要箇所を入力
その他、確定申告に必要な個所を全て入力します。
なお、会社で年末調整をされた方も、確定申告書を提出する際は、給与・保険などの控除の項目も、全て改めて入力する必要があります。
添付書類
補助金の添付書類は保育料補助金交付決定通知書をコピーしたものを提出します。
提出する税務署
杉並区内であっても町名により、申告書を提出する税務署が違いますので、こちらで確認してください。
まとめ：税務署に相談の上、申告を
ご自身のパターンや正確な情報については担当税務署に電話で相談できますので、ご確認下さい。
必要な申告を忘れなく行いたいですね。
こちら↓の記事も参考に。
