万能アイテムも対処法もない!?みんなのイヤイヤ期

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1歳後半からじわじわと始まるイヤイヤ期。

あんなに可愛かった我が子も、何を言っても決まり文句のように「イヤ。」と返されるとこちらもついイライラ…。

今回は2~3歳のほとんど全てのお子さんに表れるイヤイヤ期について、他のママ達の体験談も交えてご紹介します。

保育園にたどり着くことすらできないイヤイヤ

今日は勝負のプレゼン。何としても遅れる訳にはいかない朝。

自分もテンションを上げて、いつも以上に子どもの機嫌を取りつつ乗り切ろうと気合いを入れました。

しかし…。

お気に入りの絵本を出しても払いのけられ、お腹をくすぐると本気でキレられ、大好きな納豆ごはんを出しても更にテンションは下がる…。

さて、どうしたものか…。

マニュアル通りにはいかないのが子育て

私も様々な育児本を読み、イヤイヤの対策を練っていました。でも、マニュアル通りにいかないのが子育てです。

出掛ける準備をしようと、大好きな電車のTシャツでも、アンパンマンの靴下でもダメ。しばらく無言で待っても、一旦はケラケラと笑わせても、やっぱり着替えはイヤ。行きたくない。

そうこうしている内に、予定時間は1時間オーバーしていました。

他の子どもはどうなの?イヤイヤする子ども達

自分の子育てが間違っているのではないか、自分の子どもはどこかおかしいのではないか…。そんな風に思ったこともあります。

しかし、心配いりません。

他のママ達にお話を伺うと、みんなそれぞれイヤイヤしていることがわかりました。

お家大好き女の子ママの体験談

おうちが大好きで、休み明けのイヤイヤは特に激しかったです。子どもが好きなアンパンマンのぬいぐるみやシールなどを色々用意していましたが、すぐに飽きられてしまうのが悩みでした。

2歳差お兄ちゃん&弟くんママの体験談

弟がまさに登園イヤイヤ中です。靴がポイントで、毎朝「今日は何を履く?」と聞いています。

サンダルでもお兄ちゃんの靴でも履きたい靴なら何でも履かせています。

お兄ちゃんのイヤイヤ期にはミッキーをよく使いました。
「ミッキーが先にベビーカー乗っちゃうぞ~」などと言って誘ったりしていました。

それでもダメだったら2人とも抱っこで無理矢理でした。
または起こすとイヤイヤが出るので、ベッドからそのまま子どもをそーっと運んで行ったこともありましたよ。

2歳差お姉ちゃん&弟くんママの体験談

お姉ちゃんは2歳の頃は保育園大好きで喜んで登園していたのですが、3歳の夏から急に行きたがらなくなりました。何とか説得するか、無理矢理引きはがすか…。

弟は今まさにイヤイヤを発動していて、保育園と逆方向に逃亡するので無理矢理抱えて行くしかありません。

4歳でもイヤイヤ男の子ママの体験談

「保育園飽きたから行かない」とか「毎日怒られるから」など、様々な理由を言っては登園を拒否されます。
朝はひたすら「ママ仕事だから勘弁して!頼むよ!!」と訴えながら、朝ごはんから着替えまで手伝い、4歳になった今でも抱っこで登園しています。

一人っ子女の子ママの体験談

ベビーカーが必須アイテムでした。

何を言っても聞かないので、強引にベビーカーに乗せて、ベルトで固定!出発!という感じでした。

しかし3歳半を過ぎた今は身長も体重もオーバーで、使えなくなってしまいました。

急かすと疲れるので気長にノロノロ登園しています。

8時からの契約ですが、9時に着ければ良いかな、という気持ちです。

とことんイヤイヤ男の子ママの体験談

うちも無理矢理ベビーカーに乗せていました。

これじゃいけないのか?と子どもに付き合ってみたこともありましたが、1時間以上玄関で粘られて疲労困憊したこともありました。

保育園の先生から「家でわがままを言っている子は寧ろ安心ですよ。」と声を掛けていただき、本当に救われました。

みんなに支えられる子育て

さて、何をどうやっても登園準備は進まず、もう万策尽き力業に訴えるしかなく、パジャマ&裸足の娘を抱えて家を出ました。

おうちに帰れ!行きたくない!着替える!(さっき着替えないって言ってたじゃん…!)と、町中に響き渡る程の大絶叫&大号泣でした。

泣きたいのはこっちだ。
いつもはゴキゲンで出掛けるのにどうして今日はこうなった?と自問しながらひたすら歩きました。

大通りでタクシーに飛び乗り、運転手さんに行き先を伝えても聞き取れない程の絶叫イヤイヤで、きっと迷惑がられているんだろうな、と娘に言い聞かせるというよりは、むしろ運転手さんへの言い訳をしたい気持ちの方が強くて「お母さんだって、全部の言うことは聞けません。」とか「今日は用事があってどうしても行かなきゃいけないの。」などと話していました。

私だって娘を泣かせたい訳じゃないんです。できる限りは頑張ったんです。と叫びたい気持ちでした。

レシートを受け取る時に、運転手さんが言ってくれました。

「お母さん、この子はとても意思の強い子です。良い子になりますよ。だから大丈夫です。」と。

思いがけない言葉に、とっさに気の利いた受け答えができず、涙が止まりませんでした。

保育園に飛び込むと先生達もビックリ。それもそのはず、娘は保育園では他の人を困らせることはなく、泣くこともほとんどありません。
暴れ泣きの娘を担任の先生に連れて行ってもらった後、園長先生が声を掛けてくださいました。

「大丈夫ですよ。みんなそういう時期があるんです。ママを困らせて、愛情の確認をしているんです。頑張っているママは偉いですよ。」と。

人前で泣くことなどない私ですが、この日ばかりは泣きながら会社に向かいました。

まとめ:ほぼ必ず訪れるイヤイヤ期。成長の一貫と思って付き合う

他のママ達のお話を聞いていると、悲しいことに全ての子どもに効く万能のアイテムや対処法などはないと実感します。

しかし、イヤイヤ期を経験して感じたことは、子どもの人生のこの時期に、親は子どもにしっかりと向き合い、とことん付き合う必要があるのかな、ということです。

もちろん様々な理由で付き合いきれない時はありますが、できる限り寄り添うことで、子どもは自分が愛されていると実感し、その自信が子どもを強くするんだと思います。

子育てに自分の時間や体力のほとんどを費やし、様々なことが自分の思う通りにいかない時期も、人生にはあります。
でも、そんな大変な時期もいつか必ず終わります。
今はそういう時期なんだと、成長の一貫と思って付き合えると良いですね。

取材にご協力いただいたママの皆さん、本当にありがとうございました!!

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