【コラム】杉並区保活体験記② 保育園見学の質問例・コツ~2017年入園~

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杉並区での保活体験記

産まれたばかりの赤ちゃんとの生活は、予想をはるかに超えるドタバタ・あたふたの毎日。

そんな日々の中でも待ったなしなのが、保育園問題。今回は革命のような生活の変化を目の当たりにしつつ、職場復帰を半年後に控え、わからないことだらけの保活を何とか乗り切った体験談です。

職場にも必ず復帰すると宣言しちゃった!絶対に入れなきゃいけない保育園!

職場には産後6ヶ月で復帰すると豪語していた私は何としても我が子を保育園に入れなければいけませんでした。仕事が営業職であり、自分のお客さんから長く離れることに対する不安もありました。

しかし、妊娠後に引っ越した区は、当時待機児童ワースト〇位になってしまう大変な地域だということを後から知った私は、落ち込むどころか”保活スイッチ”が入り、精力的に活動しました。

出産してからでは遅い!?0歳入園の保活

11月に出産し、絶対に4月に復帰する—―そう決めていた私は妊娠中から情報収集を開始しました。

つわりは朝晩、疲れを感じると気持ち悪くなったり、食べられるものが変わったりしましたが、それほど重くはなく、日中は比較的動けたことも幸いしました。

また、職場が勤務時間の管理も自分次第という文化であり、私用外出もしやすい環境であったことも大きかったです。

したがって出産前の8月から電話調査を開始し、9月上旬から保育園見学を始めていました。

認可外から情報収集

当時の杉並区は、同一指数の場合、区内での在住年数が長い人の優先順位が上がる方式が取られており、引っ越して1年未満であった私は認可保育園はほとんど諦めていました。

また、認可保育園は区が申込窓口で、申込にあたり見学必須ではなかったため、区が申込窓口ではない認可外保育園から情報収集を始めました。

認可外保育園への調査内容・電話での問合わせのコツ

認可外保育園の申込方法・選考基準はそれぞれの園が独自に決めています。

認可外保育園の申込方法などの情報は区のホームページや独自のホームページにもほとんど載っておらず、電話で聞くしかありません。

しかし保育園にいきなり電話をすることはとても緊張しました。

特に電話をする時間帯は重要です。
とても優しくて保育に情熱を持っておられる園長先生でも、忙しい時間帯にお話しするのは負担となり、対応もぞんざいになりがちです。

ですから、朝夕の園児受け入れ・送り出しの時間帯や朝の会・給食などの忙しい時間帯を避け、園児がお昼寝をする13時~15時ぐらいの間に電話するのがお勧めです。

また、話し始める時には、初めての子どもで保育園のことはよくわからないと正直に話してしまった方が、こちらも気が楽ですし、園長先生もその前提で色々と教えてくださることが多いように思います。

さらに、質問の順番ですが、先に保育園が特に力を入れていることや保育園での生活についての質問をし、入園申込の方法や選考基準などの質問は一番最後にするのが園長先生の心象もよく、好意的に答えていただけたように思います。

以下に質問例をまとめましたので、ご参考になさってください。

園運営に関する質問

1.アレルギーへの対応はどのようなものですか。
(アレルギーは命に関わる問題です。保育園の真摯な対応を伺うことができます。)

2.食材はどのようなところから調達されていますか。
(こだわりのある保育園は自信を持って答えてくださいます。)

3.雨の日でも体を動かす工夫はされていますか。
(園庭がない保育園にも同じように質問できます。保育園の工夫する力が伺えます。)

4.こだわりのある行事や取り組みはありますか。
(季節の食材に触れる食育やボランティアを呼んだお話し会など、その保育園の特色を知ることができます。)

5.災害時や緊急時の連絡はどのようにいただけますか。
(保育園の危機管理への意識・体制を知ることができます。)

申込・選考に関する質問

1.出産前でも登録は可能ですか。
(産んでからの登録というところもありますが、可能なところも多いです。)

2.出産前登録が可能な場合、どうすれば良いですか。
(仮登録→産む→名前決める→出産日と名前を電話連絡して本登録という流れのところが多いです。)

3.申込にあたり、見学は必須ですか。
(見学なしでも申し込めるのは少数で、見学必須のところが多数です。)

4.選考はどのような方法で行われますか。
(抽選や、単願優先・兄弟姉妹が通園している・第一希望優先など独自の選考方法により選考するところもあります。)

5.選考結果はいつ頃、どのように連絡いただけますか。
(認可保育園の一次選考結果が発表される1月下旬~2月上旬に選考し、内定者のみに電話連絡というところが大多数。中には1度かけて繋がらなかった場合は内定を取り消し、次の人に回すというところも。なお、少数ですが、先着順というところもあります。)

保活の結果:認可は全落ち、認可外へ

認可保育園は申し込みできる9園全て記載しましたが、結果は想像通り、二次・三次も含め、全落ちでした。(当時)

認可外保育園は3園から内定の連絡をいただき、そちらの内1園に通わせていただくことにしました。
なお、契約金をお支払いした先着順の認可外保育園は遠いので、申し込みを取り下げましたが、遠くても1つはあるという安心感は大きなものでした。

まとめ:情報収集の優先度は認可外→認可

結果を振り返ってみると、先着順で受け付けている施設もあり、早めに情報収集や園見学に動いたのは大きかったと思います。

また、視野を広げ、認可外保育施設も選択肢に含めたことは、私にとっては良い選択でした。

保育施設は年度により、選考指数や調整指数、保育園数や待機児童数も異なりますので、ぜひ早めの情報収集を行ってください。

保活を振り返って

振り返ってみると、妊娠中から保活を開始していた私ですが、私の状況はずい分恵まれていたなぁと思います。

私の知人には、つわりが重く入院せざるを得ない方もいらっしゃると思いますし、職場の理解が得づらく、なかなか保育園見学に行けないという方もいらっしゃるかと思います。
また、産後も家族などの協力が思うように得られず、動きづらいという方もいらっしゃるのではないでしょうか。

杉並区保育園情報アプリ「mahoranすぎなみ」開発のきっかけはそれらに思うところが大きいように思います。

妊娠や出産はママの体に大変な負担がかかる時期です。
また、始まったばかりの赤ちゃんとの生活は、精神的にも特に大きな変化のある時期で、私にはかなりのストレスでした。

このような時期に、こんなに負担の大きな活動をしなければいけないというのは、やはりどこかおかしいと思うのです。

ママ・パパ、そして実際に通うお子さんにとって重要な保育園選びにかかる負担を、少しでも軽くしたい、そう思ったのがアプリ開発のきっかけでした。